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ブログ【となりのママは知っているin上海】第93回『中国の銀行理財商品は安全?!』

皆さんは「シャドーバンキング」という言葉を聞いたことありますか?

専門家によると、厳密な定義は定まっていない、とのことですが、

中国では、シャドーバンキングの1つとして「銀行の理財商品」を挙げています。

 

このブログでもご紹介したので、ご存知の方もいるかもしれません。

「銀行の理財商品」とは、銀行が個人や企業向けに販売する、金融商品の1つ。

例えば、政府が、過剰生産が問題となっている部門(不動産や石炭など)

に融資規制を強める、となった場合、

銀行はこれら部門向けの融資を縮小する代わりに、理財商品で資金を集め、

簿外取引(オフバランス)勘定を通じて、これら部門に資金を投じます。

つまり、これは、銀行が自らのバランスシート上の融資資産を、

銀行の投資家に移している、ということになります。

 

このような理財商品、

銀行のHPでは「保证收益」(収益保証)と謳っているものもありますが、

本当にリスクはないのでしょうか?

 

専門家曰く「リスクはある」!!!具体的には・・・

①理財商品は、枠組み自体が非持続的であること。

理財商品の多くが短期で償還を迎える(3ヶ月~1年)のに対し、

投資先の不動産開発業者や石炭企業は主に長期の運用資金が必要。

もし、以前の理財商品の満期が来た時に、

新たな理財商品で資金集めが出来なければ、

投資先の資金がショートする可能性あり。

 

②理財商品の高額な利息を支払うためには、

投資先の企業が、十分な儲けを確保し続けることが必要であること。

もし、不動産価格が下落に転じると、

理財商品の利息が支払えなくなる可能性あり。

 

③理財商品の投資家に損が生じたら、実態は銀行が損失補填していること。

上記①や②のような問題が発生した時には、

実際には理財商品を販売した銀行が、その損失を補填していることから、

多くの理財商品を販売した銀行ほど経営が悪化する可能性あり。

 

このような状況を鑑みて、

中国の金融当局は、理財商品を扱う銀行にイエローカードを示し、

シャドーバンキングの拡大を阻止しようとしています。

実際に、私が頻繁に利用している浦发银行の理財商品は、

以前と比べて扱う商品数が減ってきていますし、利率も低くなっています。

(例えば、「保证收益」(収益保証)タイプの6ヶ月物では、

今年の6月14日は4.6%⇒10月24日は4.1%)

 

ということで、これまで理財商品を中心に資金運用してきましたが、

そろそろ潮時・・・という感じです。

今後どのように方針転換するか、現在検討中ですので、

新たな展開がありましたら、こちらのブログでご報告させて頂きます。

 

※あくまでも、投資は自己責任となりますので、

実際に投資をされる際には、ご留意頂ければと思います。